西中国山地自然史研究会 観察会
龍頭山の野鳥観察会

【案内文】
豊平地区にある龍頭山で野鳥観察を行います.カラ類の鳴き声の違いのお話や,キツツキの仲間が木をたたく音をきいたり,早朝の山を歩きます.時間をかけて,じっくりと野鳥を観察しましょう.新たな発見が待っているかもしれません.
開催日時:6月11日(土) 6:00
集合場所:道の駅 豊平どんぐり村
準備:基本セット
講師:上野吉雄
定員数:30人
主催:西中国山地自然史研究会
協力:高原の自然館

【報告文】
あいにくの雨でしたが,5名の参加があり龍頭山の野鳥観察会が始まりました.今回の講師は上野先生です.
登山口に車をとめ,傘をさし歩き始めました.雨が降っているせいか,鳥の姿や声があまり観察できないかなぁ・・と思っていると,最初ににぎやかなヒヨドリの鳴き声が聞こえました.モリアオガエルの卵塊やそれをねらうアオダイショウの姿や,コアジサイの花を見ながら歩き進むうちに,「チュウベイチュウベイ,チョウチュウベイ」と鳴くメジロ,「焼酎一杯ぐい−」と鳴くセンダイムシクイ,名前の通り「ジュウイチ,ジュウイチ」とさえずるジュウイチの声を聞いたり,姿を見たりしました.雨乞鳥との別名を持つアカショウビンの鳴き声もよく聞こえました.立ち止まっていると「キョロロロロ・・」から「キョロ,キョロ」という短い鳴き声に変わったので空を見上げていると,翼をはためかせて飛ぶ,アカショウビンの姿を見ることができました.
他にも,シジュウカラやゴジュウカラ,キビタキ,ウグイス,ホトトギス,アオゲラ,イカルなどおなじみの鳥も登場してくれました.登山道を下っていると,上野先生が「おっ!」と声をあげたので,何がいるのかな?と急いで双眼鏡を構えると,小さな鳥の姿がありました.上野先生によると,先生が子供の頃はよく見かけていたけれど,最近ではあまり見なくなったコサメビタキとでした.越冬地の環境悪化が原因で数が減っていると聞きました.千町原にも生息しているとのことなので,また観察できるといいなと思いました.
最後のまとめをしていると,小さな鳥が二羽,ジュウイチと並んで飛んでいる姿を見ました.これは小鳥がジュウイチをタカとまちがえており,群れになってタカ類などを追い払う行動で,モビング(擬攻撃)というそうです.こういった鳥の生態を間近に見ることができるのが.この観察会の醍醐味です.生きた知識をわかりやすく教えていただき,あっというまの2時間でした.[こうのやよい]
【みなさんの印象に残った物】
「アカショウビンが目の前を飛んだこと」
【参加したみなさんの感想(抜粋)】
「少人数で,ゆっくり質問できて楽しかったです.」「アカショウビンを見られたことです.」

雨の中,ゆっくり歩き始めた.
いつもの場所にモリアオガエルの卵塊があり一安心.

バードウオッチングのマナーをみんなでおさらい.やさしいきもちを忘れないように.
「キョロ,キョロ,キョロ」と鳴きながら飛ぶアカショウビンを上空に見つけた.

登山道沿いにコアジサイが咲いていた.
ホオジロが見えるかな?

コサメビタキの姿が見えた!
ため池で観察.あいにくこの日はカワセミがいなかった.